お知らせ
「金属3D造形継手の開発」が優秀賞を受賞しました。
2024年12月9日
本年11月に開催された「アーバンインフラ・テクノロジー推進会議 第36回技術研究発表会」に於いて、㈱竹中工務店殿が発表された「不均質な木質部材をつなぐ金属3Dプリンター製接合部の開発」が、優秀賞を受賞しました。
この開発は、㈱竹中工務店、XENCE Architecture Studio、および、当社の三社共同プロジェクトによるものであり、その目的は、従来は廃棄されていた木材の端材を利用して建築構造物を構成することにより、森林資源の有効活用を図るものです。
このなかで、当社は、金属3D造形を前提とする継手の最適形状の検討と、その結果に基づく最終製品の造形を担当しました。
下の写真は、端材の木材と開発した継手を用いて、ドーム状の屋根を試験的に組み立てたものですが、例えば、イベント広場の大屋根など、より大きな構造物への適用も可能です。
この開発は、「全く材料ロスのない金属3Dプロセスで造形した継手」によって、「未利用木材を有効利用する」というふたつの意味において、SDGsゴールの一つである「資源の効率的活用」を象徴する取組ということができます。